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昭和60年代初頭から築地外国人居留地の歴史に関心を持つ同好の士が、時を決めず三々五々集まっては情報の交換を行っておりましたが、1989(昭和64)年1月に中央区明石町町会長の太田忠児氏および副会長の清水正雄氏らのご努力により、中央区明石町区民館に築地居留地資料室が設置され、これを契機に研究会立ち上げの機運が高まり、翌1990(平成2)年9月22日に発起人11名によって、築地居留地研究会の発足会が同区民館で開かれました。
発起人は以下のメンバーでした。 |
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太田 忠児(明石町町会長)、清水 正雄(同副会長)、
小林 敦美 、石山 稔 、斎藤 喜徳 、中島 耕二 、
森下 憲郷 、野口 孝一 、池貝 忠雄 、古川 鮎子 、
川崎 晴朗
その後、清水正雄氏が資料室長に就任され、同時に研究会の代表世話人として研究会を主宰されました。 |
写真は発足当時の例会のようす
エリアマガジン『築地物語』より
(1991年5月発行) |
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研究会発足10年目の2000(平成12)年10月に、念願の研究会誌『築地居留地』第一号の刊行を実現し、研究会の活動の成果を世に問いました。
2002年8月に第二号、2004年11月には第三号を刊行致しました。しかし、これまで研究会を主宰して来られた清水氏が高齢を理由に引退を表明され、その後は研究会の活動も停滞し、年に数回の研究報告会が開かれるに止まりました。 |
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こうした状況に、このまま研究会を消滅させるのは惜しいとして、会員の石山稔氏によって研究会の永続性を保持するため法人化が計画され、同氏のご尽力によって2007年に特定非営利活動法人(NPO法人)築地居留地研究会が設立され、翌2008(平成20)年4月に東京都知事から認証を受けました。
初代理事長には清水正雄氏が就任致しました。 |
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以降研究会も活発に開かれ、2010年10月には第3回「外国人居留地研究会」全国大会を主催し、更に2011(平成23)年8月には研究会誌の第四号を刊行しました。
しかし、その間に明石町区民館の築地居留地資料室が廃止され、清水理事長も完全に引退となったことから、研究会の再構築が急がれ、2013年11月の第5回「外国人居留地研究会」全国大会の主催に合わせ、水野雅生氏が新理事長に就任し、理事も大幅に入れ替わり、ここに新たなスタートを切ることとなりました。 |